季語の絵日記

日々移ろう季節の出来事をつづりました。

茶の湯の壁

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美術館が好きです。
絵画もいいですが、一番は茶道具の展覧会。

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奥深い茶道具のわびさびの世界を私が理解しているとは思えませんが、しかしとにかく茶道具の名品を見ていると、興奮してしまって居ても立ってもいられない。もちろん美術館の中、ましてや茶道具の展示なのですから、外面は非常にもの静かに見物していますが、もう内心はぶるぶるしているのです。
手のひらに収まるほどの小さな道具一つに、これだけ人の心を動かす力があることに毎度ながら驚きます。

そんな茶道具が大好きな私ですが、茶道のことはまるで知らないのです。茶道と聞くと「お茶の一杯にそんな大仰なあ」とひそかに思っているくらい。

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しかしお茶をたてる様子をテレビで拝見すると、一つ一つの所作が美しくて、つい見とれてうっとりしてしまう。問題は頂くほうにもみっちりと作法があること、これに参ります。
おてまえ拝見して、こちらのほうは不作法にがぶりと頂けるのなら、茶の湯もいいのになあ…。