季語の絵日記

日々移ろう季節の出来事をつづりました。

47都道府県女ひとりで行ってみよう

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毎週三冊本を買って読む。
私は途中まで読んでやめてしまうことが多いから、ちゃんと最後まで読める本。小説はあまり好きじゃないので主にエッセイと紀行文。休憩時間や移動時間に読むから、息抜きになるような本。難しい本はダメ。それから、つまらない本・くだらない本(失礼な言い方)もダメ。
予算は毎月一万円。

ふと思いついた計画を携えむかった本屋さん。
最初に手にしたのが『47都道府県女ひとりで行ってみよう』。

 

冒頭

『日本には47都道府県もあるのに、全部行かないのはもったいないなあ。
というわけで、ひとりで全部行ってみることにした。目標は月に一度の旅。
毎月毎月、東京からフラッと行くことにしよう。月に一度の旅で、47都道府県まわると4年かかるが、別に急ぐこともない。何かを学ぶ、などにはこだわらない「ただ行ってみるだけ」の旅。』

旅の始まり、青森県を読んで、すぐ決定!私の計画条件にピッタリ。
満喫しなければいけないと気負ってする旅でなし、ふらっと気軽なひとり旅。これがまた私の好み。
ちゃんと下調べせずに出かける著者の益田ミリさん(当時33歳)、目的のイベントが終わっていたり、予定の場所にたどりつけなかったり、ただただ疲れておわったり…。
分かるなあ。だけどそんなことがかえってすごく思い出に残ったり。不思議なものですが、旅情は旅先のほんのささいなところに生まれるのです。

47都道府県、とにかく全部行く!
すごく充実した旅もあれば、そうでない旅もある。けれど、どれも思い返せば楽しかったなあと感じるような旅。
と、後半にさしかかる頃にはすっかり感情移入してしまい、40県をこえたあたりから思う、日本にもっと都道府県があればなあ…。
とうとう47都道府県おわった時は、何だか最初のころの旅がとてもなつかしい…。

各県の最後のページに、その旅で使ったお金(交通費・宿泊費・食べたもの・娯楽・お土産等の詳細)と旅の1シーンの四コマまんが(著者はイラストレーター)が載っているのも楽しいです。